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  1. 彦根市議会 2021-02-01
    令和3年2月定例会(第6号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前8時59分開議 ◯議長(安澤 勝君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(安澤 勝君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、3番角井英明君、および4番獅山向洋君を指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議会改革特別委員長中間報告 の件 3 ◯議長(安澤 勝君) 日程第2、議会改革特別委員長から中間報告の申出がありますので、これを許します。  議会改革特別委員長、中野正剛君。中野君。 〔議会改革特別委員長(中野正剛君)登 壇〕 4 ◯議会改革特別委員長(中野正剛君) それでは、私から議会改革特別委員会委員長中間報告をさせていただきます。  2月19日に開催した委員会では、議題1、彦根市議会基本条例の検討についてと議題2、オンライン会議システムの使用についての2件を議題として協議いたしました。  議題1の彦根市議会基本条例の検討についてでは、彦根市議会基本条例第22条に「議会は、年1回以上、この条例の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいてこの条例の改正その他の必要な措置を講ずるものとする」とあり、昨年度は基本条例の検討を実施するに当たり、議員の任期である4年を本検討までの期間として検討工程を決定していただきました。  今年度は、その検討工程を基に、基本条例を条文ごとに検証し、3年目に取り組む内容を検討した結果、取組の見直しが必要であるという5段階評価で2の評価が出されました第12条の議員間討議と第17条の議会図書室の取組を取り組むべき課題と決定し、検討工程表3年目の欄に「第12条議員間討議、第17条議会図書室の取組を検討」と加筆させていただきました。  今後、第12条の議員間討議と第17条の議会図書室の取組に対して、どのように取り組んでいくのか、引き続き協議・検討してまいります。  議題2のオンライン会議システムの使用についてでは、現在の新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みると、会議による議員・職員の接触を減らす対応は必要と考えるため、オンライン会議の使用を拡大することに決まりました。  具体的には、使用するオンライン会議システムズームコミュニケーションズ社のZoomを使用。使用が可能な会議を「委員会条例で定める委員会を除く会議」に拡大します。また、使用については各会議の長が判断することとし、議題や構成議員の意見等を参考に柔軟に対応できる取扱いとしました。
     協議の中で、Zoom会議は40分という時間制限があるので自由な議論ができないのではないか、今後有効なシステムが出てくるのではないか、ほかの市議会では委員会もオンラインでしているが、そのようなことも考えているのか、オンライン会議を導入するに当たっては各議員の接続確認をしていく必要があるのではないかとの指摘がありました。  この点については、今後の課題として前向きに検討していくべきではあるが、まずは彦根市議会として使用可能な範囲でオンライン会議をスタートするべきだと意見が一致しました。  また、オンライン会議を円滑に進めるために、情報漏えいへの注意、オンライン会議でのマナー、プライバシーへの配慮を記載した使用時の注意事項を作成し、適用することに決定しました。  これにつきましても、彦根市議会として、利用を重ねることで判明する注意事項も当然あると思われますので、判明した内容に合わせて随時更新していく予定です。  今後も彦根市議会基本条例の課題の検討とオンライン会議システムの使用につして議論を進めてまいります。各議員のご理解とご協力をお願い申し上げます。  以上で議会改革特別委員会委員長の中間報告とさせていただきます。 ────────────────── 日程第3 議案第1号から議案第15号ま で、議案第18号および議案第20号から議 案第31号までならびに請願第1号から請 願第3号まで(委員長報告・質疑・討論・ 採決) 5 ◯議長(安澤 勝君) 日程第3、委員会報告書が提出されましたので、議案第1号から議案第15号まで、議案第18号おおび議案第20号から議案第31号までならびに請願第1号から請願第3号までを一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  その順位は、予算常任委員長企画総務消防常任委員長福祉病院教育常任委員長市民産業建設常任委員長の順とし、順次ご登壇願います。  予算常任委員長、馬場和子さん。馬場さん。 〔予算常任委員長(馬場和子さん)登壇〕 6 ◯予算常任委員長(馬場和子さん) 予算常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会におきまして本委員会に付託されました議案審査のため、3月5日、3月8日、3月9日および3月15日に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第1号専決処分につき承認を求めることについて(令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第12号))、議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算、議案第3号令和3年度(2021年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算、議案第4号令和3年度(2021年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算、議案第5号令和3年度(2021年度)彦根市農業集落排水事業特別会計予算、議案第6号令和3年度(2021年度)彦根市介護保険事業特別会計予算、議案第7号令和3年度(2021年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第8号令和3年度(2021年度)彦根市病院事業会計予算、議案第9号令和3年度(2021年度)彦根市水道事業会計予算、議案第10号令和3年度(2021年度)彦根市下水道事業会計予算、議案第23号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第13号)、議案第24号令和2年度(2020年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第6号)、議案第25号令和2年度(2020年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計補正予算(第4号)、議案第26号令和2年度(2020年度)彦根市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第27号令和2年度(2020年度)彦根市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)、議案第28号令和2年度(2020年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)、議案第29号令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計補正予算(第7号)、議案第30号令和2年度(2020年度)彦根市水道事業会計補正予算(第5号)、議案第31号令和2年度(2020年度)彦根市下水道事業会計補正予算(第3号)の19件であり、議案第1号から議案第10号までのうち、3月5日には企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について、3月8日には市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について、3月9日には福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について、また、3月15日には議案第23号から議案第31号までの令和2年度補正予算について慎重に審査をいたしました。  それでは、予算審査の概要について報告いたします。  議案第2号から議案第10号までのうち、まず企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算についてですが、歳入面では、ふるさと彦根応援寄附事業の減額、固定資産税、地方揮発油譲与税の減額等についてただされました。  歳出面では、市庁舎耐震化整備事業の工事請負費、彦根駅西口仮庁舎について、総務費の中の総務管理費の減額理由、公共施設等総合管理計画による事業の目的や個別計画、行政文書管理事業ホストタウン推進事業の内容、中国湘潭市との交流事業の内容、コミュニティ活動推進事業の要綱改定、重要施策立案のための特別顧問の役割、広報経費の内容、移住・定住促進奨学金返還支援補助金の内容、行政デジタル推進事業行政情報化事業の内容等についてただされました。  次に、市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算についてですが、歳入面では、城山観覧料の年次的な推移とコロナ禍での対応等についてただされました。  歳出面では、清掃センター管理費の内容、農道管理事業の工事請負費、総合窓口業務の内容、まち・ひと・しごと起業者育成支援事業、ご当地キャラ博開催事業の実施主体、ごみ焼却場の整備事業の内容、桜まつり開催ライトアップ事業の詳細、宿泊促進キャンペーン事業の内容、プラスチック製容器包装分別処理経費ごみ搬入予約システムの導入、ごみ散乱防止事業住宅リフォーム事業の変更点と周知、世界遺産登録に向けた啓発グッズの詳細、パーク・アンド・バスライド事業の実績と今後の方向性、立花船町線の見通し、金亀公園整備事業の中の橋りょうに対する詳細等について質疑がありました。  彦根市下水道事業会計では、下水道事業の整備予定地域等についてただされました。  次に、福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算についてですが、歳出面では、社会福祉費の中の福祉センター管理運営事業に含まれる工事内容、地域生活支援事業の法内・法外扶助費の内容、災害時避難行動要支援者支援制度などの地域ふれあい事業、「我が事・丸ごと」の地域づくり推進事業の委託先、在宅重度障害者支援制度の内容、ひとり親家庭支援事業の中の養育費支援事業老人保護措置費の対象人数、家庭児童相談室運営事業の内容と他機関との連携、保育士の人材確保事業の内容、地域福祉活動推進事業の中のはじめての手話講座事業生活扶助支給事業の内容、就学援助費の中の進学一時金の対象者、地域学校協働本部事業の内容、彦根城博物館運営事業の中の彦根城能等開催事業費、小・中学校へのICT支援員配置事業、荒神山自然の家の経営面での費用対効果、学ぶ力向上推進事業の内容、小一すこやか支援員配置事業の内容、中学校の就学援助事業の内容、文化振興事業費の減額理由と創作活動が加わったことなどの内容、学校給食経費債務負担行為限度額の積算根拠等について質疑がありました。  次に、議案第23号から議案第31号までの令和2年度補正予算についてですが、ごみ減量・資源化推進事業の1市4町での取組と整合性について、路線バス対策費の費用対効果について、道路新設改良事業の大藪金田線(清崎工区)の荒神山の自然への影響や工法について、中小小売商業対策事業の中のひこねカタログチョイス事業の課題について、児童扶養手当支給事業の実情からの申請者への啓発について、病院事業会計の患者実績と薬品・診療材料の内容についてがただされました。  以上が予算常任委員会に付託されました議案に対する質疑等の内容です。  続いて、討論の内容について報告いたします。  まず、議案第2号について反対の立場から、ひこね燦ぱれす解体は、30年を迎えたばかりの施設であるだけに短命で壊すのは残酷であること。金亀公園から国スポ会場への橋りょうのエレベーターは不要であり、誰も使わない橋への投資は費用対効果の観点から反対。バックキャストは民間の知恵でも何でもなく、おかしい。コロナワクチン接種に際して、市立病院での集団接種が想定されていないことやシミュレーション、リハーサルなどの準備が不十分な点などを指摘し反対する。  同じく議案第2号について反対の立場から、中期財政計画と当初予算がかみ合っていないことや、コロナにより市税が大幅に減少している中、投資的事業やコロナ対応が見込まれ、厳しい財政状況であること、461億円という史上2番目の規模の予算であること、彦根市スポーツ・文化交流センターとひこね燦ぱれす解体の費用も含まれていること、コロナによる経済対策事業費が少なく、他市町に比べて不十分であることなどから反対する。  また、議案第2号について賛成の立場から、厳しい財政状況の中、拡充したい事業もあったと思うが、枠配分方式で工夫して予算立てされている。費用対効果は大事であるが、細部にこだわって全体を見誤ってはならないし、事業には波及効果もある。反対なら修正案を出すべきである。委員会で出された意見・要望を考慮し、事業の効果を精査して、知恵を出して執行いただくことをお願いした上で賛成する。  同じく議案第2号について賛成の立場から、投資的事業のためのスクラップが少ないことは問題と思うが、幼児、障害者等の福祉サービスに対する事業内容は市民サービス向上に向けて検討されているなど、工夫して積極的、前向きな事業を展開していることは評価でき、賛成する。  次に、議案第3号に対して反対の立場から、コロナ禍の今こそ、大変な暮らしをしている市民の生活に少しでも寄り添うため、高過ぎる国保料の引下げの財源に基金を充てるべきと考えるため反対する。  次に、議案第6号に対して反対の立場から、介護保険料の負担増は、年金で暮らす高齢者にとっては、たとえ140円とはいえ大きな出費となる。コロナ禍でも高齢者が経済的な心配をせずに安心して暮らせることが大切であり、増額はすべきでないと考えるため反対する。  次に、議案第23号に対して反対の立場から、道路新設改良事業における市道大藪金田線について、トンネル工事などに多額の費用を投じることや、荒神山の自然を壊すことになる工事の調査費が含まれているため反対する。  同じく議案第23号に対して反対の立場から、道路新設改良事業調査等委託料は新ごみ処理施設建設に伴うものであり、荒神山の自然を破壊し、莫大な費用を投じることになり、新ごみ処理施設建設候補地の選定時のポイントである費用の算定に影響し、市民の理解が得られないことから反対するなどの討論がありましたので申し添えます。  採決の結果、議案第2号、議案第3号、議案第6号および議案第23号については賛成多数で、その他の議案については異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、予算常任委員会委員長報告を終わります。 7 ◯議長(安澤 勝君) 企画総務消防常任委員長、杉原祥浩君。杉原君。 〔企画総務消防常任委員長(杉原祥浩君) 登壇〕 8 ◯企画総務消防常任委員長(杉原祥浩君) それでは、企画総務消防常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託をされました議案および請願審査のため、3月10日に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果についてご報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第12号彦根市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議案第13号彦根市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案、議案第14号彦根市第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当および費用弁償に関する条例および彦根市第2号会計年度任用職員の給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案、議案第21号彦根市火入れに関する条例等の一部を改正する条例案の4件でありましたが、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願の審査結果についてご報告をいたします。  本委員会に付託されました請願は、請願第3号彦根市内の各小学校に安定ヨウ素剤の備蓄を求める請願の1件でありました。  採決の結果は、請願第3号につきまして異議なく採択すべきものと決しました。  以上をもって、企画総務消防常任委員会委員長報告を終わります。 9 ◯議長(安澤 勝君) 福祉病院教育常任委員長、赤井康彦君。赤井君。 〔福祉病院教育常任委員長(赤井康彦君) 登壇〕 10 ◯福祉病院教育常任委員長(赤井康彦君) 福祉病院教育常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案および請願審査のため、3月11日に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたので、その経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第11号彦根市読書通帳で紡ぐ子どもの学ぶ力向上事業基金の設置、管理および処分に関する条例案、議案第18号彦根市介護保険条例の一部を改正する条例案の2件でありました。  議案第11号は異議なく原案のとおり可決すべきものと決し、議案第18号は起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な討論として、議案第18号において、今コロナ禍で暮らしが大変な中、介護保険料を上げるのはやめるべき。基金もまだ1億8,000万円もあるので、もう少し努力をしていただきたいとの反対討論がありました。  次に、請願の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました請願は、請願第1号フリースクールへの公的支援に関する請願書、請願第2号「彦根市茶の湯条例」の制定を求める請願書の2件でありましたが、採決の結果、いずれも異議なく採択すべきものと決しました。  主な討論の内容といたしまして、請願第1号においては、学校だけでは解決が難しい不登校の問題に対し子どもたちのセーフティネットになると考えられ、フリースクールの社会的役割は今後さらに増していくという意見や、市や教育委員会は自発的、自主的な市民活動を支援するべきで、子どもや親の会からも学ぶことは多いと思い、一刻も早く公的支援をお願いする。  また、子どもたちに等しく教育の機会を与え、将来が大きく開けていくように私たち大人が見守る必要があるといった意見、また、ほかの委員からは、いろんな団体との公平性などもあるが、子どものためという視点で関係部局と十分に協議を重ね、少しずつ進めていただけるとありがたいといった討論がありました。  次に、請願第2号においては、直弼公の「一期一会」の言葉はあまりにも有名な言葉である。また、茶会が終わり、客が帰った後も、一人茶を立て、おのれ一人で向き合うという独座観念という言葉を茶の湯の極意と位置づけられている。彦根の単なる一流派にとどまらず、市内の全ての茶道の流派が請願者とされている点、教育的な顕彰だけでなく、茶の湯が持つおもてなしの側面もあり、商工会議所や観光協会、商店街連盟の代表なども請願に名を連ねられ、条例制定を望んでおられる。茶の湯にゆかりの深いまちとして茶の湯文化を広め、文化観光産業を活性化させるためにも一致団結して踏み出すことが必要であるとの討論がありましたことを申し添え、以上をもって、福祉病院教育常任委員会委員長報告を終わります。 11 ◯議長(安澤 勝君) 市民産業建設常任委員長、上杉正敏君。上杉君。 〔市民産業建設常任委員長(上杉正敏君) 登壇〕 12 ◯市民産業建設常任委員長(上杉正敏君) それでは、私から市民産業建設常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案審査のため、3月12日に本委員会を開き、慎重に審査したその経過ならびに結果について報告します。  本委員会に付託されました議案は、議案第15号彦根市建築確認等に関する手数料条例の一部を改正する条例案、議案第20号彦根市環境基本条例の一部を改正する条例案、議案第22号市道路線の廃止および認定につき議決を求めることについての3件でありましたが、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきと決しました。  以上をもって、市民産業建設常任委員会委員長報告を終わります。 13 ◯議長(安澤 勝君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  暫時休憩いたします。            午前9時26分休憩            午前10時08分再開 14 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告書が7名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、3番角井英明君、1番辻真理子さん、4番獅山向洋君、18番赤井康彦君、5番堀口達也君、15番森田充君、22番馬場和子さんの順とし、順次ご登壇願います。  3番角井英明君。角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 16 ◯3番(角井英明君) 議案第2号2021年度彦根市一般会計予算の反対討論です。  この議案に反対しますが、評価するところもあるので、まずそれを述べます。  一つ目です。地域経済対策としてのリフォーム事業が復活していることです。  ここ2年間は、いろいろな条件をつけたので応募が少なかったと聞いています。経済波及効果が17倍から20倍と見込まれているのですから、大げさに言えば、この2年間は失われた2年間だったと思います。5,000万円以上の予算がついて波及効果がどれぐらいになるか、期待が高まります。必要な大型事業もあるでしょうが、地域経済を活性化させるリフォーム事業にこそ力を入れていくべきです。コロナ禍の中だからこそ求められているのだと思います。こういう施策をやってこそ定住人口の減少に歯止めがかかり、交流人口も増加するのではないでしょうか。  二つ目は、地区公民館整備事業に6,996万円が計上され、その中に稲枝地区公民館の昇降機の設置が入っていることです。  高齢者の利用者が増え、スリッパで2階に上がるのは危険、車椅子では講演会や学習会にも参加できない。このような、文化に触れたい、生活の質を高めたいと願っている地域住民の長年の要求に応えるものです。実現に少し時間がかかり過ぎたと思わないでもありませんが、地域の方と一緒に喜び合いたいと思います。  さて、問題点です。予算常任委員会で述べたように、重要施策の企画立案に係る調査研究事業で、成果の十分な検証もないまま、引き続き特別顧問を配置しようとしていることも一つです。  2040年を基準に逆算し顕在化する諸課題に対応していくバックキャストという考え方を提示され、職員が新鮮な刺激を受けているといいますが、獅山議員の話では、フォアキャストもあるということですので、当然のことですが両方の考え方が必要だということになります。大事なのは市民の命と暮らしを守ることです。そのためにバックキャストもフォアキャストも使う。わざわざ東京から来てもらう必要があるとは思えません。  それに関連して、1月10日の朝日新聞に、彦根城の世界遺産登録に頑張っている元税務課職員が紹介されていました。大学時代、そして就職してからも続けている歴史を生かした活動が評価されてのことだといいます。外部人材に勝るとも劣らない人材がいるはずですし、いなければ育てる必要があると思います。みんなでつくっていく自前の施策に値打ちがあると思います。  「福祉日本一」から「市民サービス日本一」への看板替えが行われました。新庁舎の完成に合わせてのキャッチコピーですが、内容は、総合窓口関連事業に見られるように、国が進めているマイナンバーカードの普及のためです。マイナンバーカードに不安を持っている市民もいます。国から取得を増やす計画を求められているとはいえ、無条件に従っていていいのでしょうか。世界では個人情報をいかに守るかが議論されているのです。  また、彦根市では新型コロナ感染症の感染が増えています。変異株がじわじわと拡大しています。政府肝煎りのワクチン接種だけでは感染防止はできません。ワクチンとPCR検査の両方が必要です。県の方針や国の方針はあるでしょう。しかし、市民の安全と安心を確保するために、市独自のPCR検査に向けて予算をつけるべきだと思います。  2040年がどういう社会になっているかは分かりませんが、充実した余裕のある医療や福祉が求められているのではないでしょうか。バックキャスト的思考でいえば、そのための一歩と考えれば、市独自のPCR検査という決断もできるのではないでしょうか。  以上、議案第2号2021年度彦根市一般会計予算への反対討論とします。  議案第23号彦根市一般会計補正予算に対する反対討論です。  反対の理由は、この補正予算に大藪金田線道路改良事業が入っていることです。この道路が通るのは荒神山です。荒神山は歴史や伝統の息づく山、信仰の山です。最近は健康のためにウォーキングを楽しむ市民が増えています。緑の中、静寂の中を歩いて、あるいは仲間と一緒におしゃべりしながら歩くことで活力を得ておられる多くの市民がいます。
     異常気象やそれに伴う自然災害を引き起こす地球温暖化の防止に向け、世界中で様々な取組が行われている中、これ以上自然環境を壊してはならないと考えます。巨費を投じることになるトンネルや橋りょうが必要になってくる道路建設、それに向けての調査開始に大きな疑問を持ちます。  また、市当局と彦根愛知犬上広域行政組合の建設推進室が話し合って、この新設道路が提案されたようですが、伊藤容子議員が決定に至るまでの全ての打合せ会議の記録の公開を求めたところ、ほとんど黒塗り状態での開示でした。公開しない理由は二つです。意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがあることと、公開することで不当に市民等の間に混乱を生じさせるおそれがあるからというものです。  建設費が38億円にもなると聞いています。費用が高額であればあるほど公明正大な意思決定が必要で、そして、公明正大な意思決定を経て決められたものなら、黒塗りでの情報開示は必要ありません。市民等に混乱を生じさせるのは黒塗りでの情報開示の方ではないでしょうか。  それで思い起こすのが、松原町にあった市民体育センターが壊されたときの市と県のやり取りを記した文書の開示です。そのときも黒塗りだったと聞いています。同じ愚を繰り返してはならないのではないでしょうか。  事業には説明が必要です。大型の道路建設なら、なおのことです。市民への説明責任が果たせない大藪金田線道路改良事業には賛成できません。  この事業について考えていたとき、思い出した歌があります。1971年にゴールデン・ハーフが歌った歌です。題名は「チョット・マッテ・クダサイ」でした。そのことを付け加えて反対討論とします。  全ての小学校に安定ヨウ素剤の事前配布を求める請願に賛成する討論です。  昨年の9月定例会で請願の紹介議員になり、本会議でも賛成討論を行いました。採択には至りませんでしたが、今回、谷口議員を中心に議論が深められ、より進化した請願内容になっていることを評価し、賛成するものです。  請願内容に挙げられている長野県松本市の事例に多くを教えられました。まず、最も近い柏崎刈羽原発から約150キロ離れている松本市が、6年前に市内4か所にあった安定ヨウ素剤の備蓄先を28の全ての小学校に広げたことです。子どもたちや市民の命、健康を最優先して常に進化している。備蓄さえしておけばいいという考え方と最も遠いところにいるのです。  県の指示で開設される一時集合場所がどこに指定されるか分からないので市民病院での備蓄しか考えられないというのが市の姿勢です。この市の姿勢に企画総務消防常任委員会で北川議員は、その基本を変えてグレードアップしなければ安全性を高めることはできないと指摘しています。松本市は6年前にグレードアップしたのです。彦根市はいつになったら進化するのでしょうか。  前回、概略だけしか紹介できなかった福島県の三春町、安定ヨウ素剤の存在さえ知らなかった保健師たちは、避難者から服用の是非を聞かれたことから学習を始め、町職員は風向きなどの情報を自前で集め、会議を重ねて、ここというタイミングで服用する選択をしました。県の指示に頼るだけではなかったのです。そして、最後は職をかけた首長の重い決断があったのです。  安定ヨウ素剤の存在さえ知らなかった三春町から学ぶべきことは三つあると思いました。一つは、原発事故という想定外の事故の中でも学ぶことをやめなかったことです。言い換えると、行動しながら学び、学びながら行動したことです。  二つ目は、各個人が創意工夫していることです。風向きを調べるために、竹とタフロープで風向計を作っていました。そういうことができる町当局でした。  三つ目は、決断をするのは首長であるということです。グレードアップについての見解を求められた大久保市長の答弁は「多くの議員さんが賛成なので、それを踏まえて検討したい。県としっかり協議をしたい」というものでした。この答弁を受け、請願者の杉原秀典さんが、松本市の広報を引用して市長に迫っています。市の本部医務班が国や県などから入ってくる情報などを検討し、安定ヨウ素剤の予防服用の緊急性があると判定したときは市長への提言をし、市長が予防服用の実施勧告を決定するのだと。県頼みではないのです。  ちなみに、彦根市に安定ヨウ素剤を備蓄したのは獅山議員が市長のときでした。当時の獅山市長の大きな決断だったと思います。市民の命と健康を守るという立場で決断をつないでいくことが大切ですし、今求められています。子どもと彦根市民の安心・安全のために、各小学校に安定ヨウ素剤を備蓄することを決断してくださることを要望して、賛成討論とします。 17 ◯議長(安澤 勝君) 1番辻真理子さん。辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 18 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、私は、請願第1号と第3号に対しまして賛成の立場から討論をいたします。  まず請願第1号フリースクールへの公的支援に関する請願に賛成の立場から討論をいたします。  義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律、いわゆる教育機会確保法が平成27年に施行され、既に5年が経過し、施行後3年以内にさらに検討を加え、教育機会確保法の在り方の見直しをも含め、必要な措置を講ずる、こういう付帯決議もございますが、着実な定着が求められているものでございます。  この請願はフリースクールへの公的支援を求めるものでありますが、学校に通うという固定概念でははかれない児童・生徒がいることを踏まえまして、その子たちを支えるように、現在いろいろな努力をされている姿勢は、先日の福祉病院教育常任委員会の視察を通じて十分に私どもの心に届きました。現在は、志を持つフリースクール設置者が自助によって運営されているものでありますが、教育機会確保法の趣旨からいえば、早急に公助の手を差し伸べる必要があると考えます。  憲法第26条は教育の義務と言われますが、本来は第1項の「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」という表現からも分かるとおり、教育を受ける権利を有している、しかし学校になじめない子どもたちにも、教育を受ける権利を有し、「法律の定めるところにより」という考え方に基づきまして、教育機会確保法が制定されているわけです。  フリースクールに通う子どもたちの教育の機会を提供することは、まさに教育機会確保法の趣旨に合致するわけでございますから、本件請願を採択されるよう議員各位に訴えるとともに、今後、行政の立場におきましても、適切な指導・助言によって早期に行動されるように願って、賛成の討論といたします。  続きまして、請願第3号彦根市内の各小学校に安定ヨウ素剤の備蓄を求める請願に対し賛成の立場で討論をいたします。  この請願は、昨年9月の定例会に提出されました請願と同じような趣旨で提出されたものであります。このとき愛知犬上4町にも同様の請願が提出されましたが、愛荘町と彦根市だけが不採択となりました。請願が採択された犬上3町では、令和3年度当初予算におきまして安定ヨウ素剤を配備することを明確に示し、着々とその準備を進めておられます。  それを体現しているのは犬上3町の町長さんです。議会での請願採択を受け、その請願の趣旨を踏まえ、町長らが自ら考え、安定ヨウ素剤を配備することの重要性を認識された結果、配備の推進を予算計上され、請願者との面談においても、熱くその施策実行に対する思いを話しておられます。  一方、我が彦根市はどうであったでしょうか。昨年9月の定例会での討論でも申し上げましたが、昨年8月25日に請願者が市長以下と面談されたときの最後の言葉はとても気になりました。タブレットの令和2年9月定例会、9月30日の配付資料をもう一度ご覧ください。  市長からは「学校は難しいぞ」「たくさん課題がありますので」できない。いや、したくない。したくない理由を挙げたのかもしれませんが、一向に取りかかろうとすらしない態度でありました。  そして、去る3月10日の企画総務消防常任委員会での議論の中でも、担当課からは「原子力災害は広域で避難し、一時集合場所で服用するのが県の方針で、それに従いたい。学校での服用はいかがなものかと思っている」、このような答弁がありました。  このことにつきましては、昨年9月定例会における討論におきましても、福島県の多くの自治体では県の指示を待つだけで全く配布できなかったという前例を申し上げました。安定ヨウ素剤を服用した三春町では甲状腺がんの患者さんがわずか1名であったけれども、県の指示待ちをして服用させなかった市町では200人を超える患者さんやその疑いのあることが報告されているわけで、そのことについても討論で申し上げました。  これは担当課が市長の考えをベースとして答弁されたと思いますが、昨年8月25日の請願者との面談において、「皆さんのご趣旨をしっかり伺って、しっかり検討したい」という返答とは裏腹に、それから全く検討されてこなかったのではないかということすら感じます。何よりも犬上3町の各自治体がどのように動いているかということを、そのベースにはどのような考え方があるのかということすら情報を入手していないのではないかと思います。  将来を担う子どもたちのことを考えたとき、いつもおっしゃっている決裁権者が行うべき責務を放棄しているのではないでしょうか。彦根市としての、自治体としての取るべき行動が何であるかを改めて考えるべきでありまして、市長の判断と行動が今こそ求められているわけです。  彦根市議会といたしましては、企画総務消防常任委員会での全会一致での採択を受けまして、今、市長に対しては決断と行動を求めなければ、議会の存在意義が問われることになります。ぜひとも議員全員のご賛同をいただき、本件請願が全会一致で採択されるようにお願いいたしまして、賛成討論といたします。 19 ◯議長(安澤 勝君) 4番獅山向洋君。獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 20 ◯4番(獅山向洋君) 会派明るい彦根市民の会の獅山でございます。私は、議案第2号彦根市一般会計予算および議案第23号彦根市一般会計補正予算について反対の討論を行います。  まず、議案第2号について全般的な反対理由を申し上げます。  既に彦根市の中期財政計画が発表されております。令和3年度から令和7年度まででございます。重要なことなので、念のために、その内容を読み上げますと、実質収支が令和3年度はプラス3億円、令和4年度はマイナス24億円、令和5年度はマイナス27億円、令和6年度はマイナス28億円、令和7年度にはマイナス34億円となっております。このまま何もしなければ、これからの5年間、何と110億円もの累積赤字になってしまうわけでございます。まさに彦根市はこれから冬の時代を迎えようとしていることを我々はしっかりと認識しなければなりません。  それならば、今回のこの令和3年度の当初予算において、少しでも事業を減らして、この累積赤字にならないように努めなければならない予算であったはずでございます。ところが、結局、何と史上第2の規模といいますか、460億円もの一般会計予算をやっているわけでございまして、市長には全然そういう認識がない。認識がないのではなくて、中期財政計画ではこういう計画をつくりながら、予算では全くそれと違うことをやっている。私は、そういう意味で大久保市長の頭の中はどうなっているのかなと本当に不思議に思っているわけです。  さて、そういう観点から申し上げますと、枠配分方式ということを常におっしゃるわけですけれども、枠配分方式の結果が大切なのであって、そもそも枠配分方式のどういう枠の配分をやるかということは市長が決めるわけなんですよ。ところが、こういう中期財政計画を念頭に置いた枠配分をやっているかといえば、全くやっていないわけです。そういう観点から、私は今回の当初予算については全般的に反対いたします。  それから、先ほど角井議員がおっしゃったことで、ちょっと私も異論があるんですが、例えば住宅リフォームとか稲枝のエレベーターの問題を挙げられました。利益を受けられる方々にとっては大変うれしいことかもしれませんけれども、私は、逆に言えば、なぜもっとそれを早くやらなかったのかと、なぜ市長選挙目前にこういうことを予算にしたのかと。これは、はっきりと言って、私は利益誘導だと思っているんですよ。早くできたものをやらずに、今頃、選挙前にやるということは利益誘導です。  しかも、稲枝の皆さんもぜひとも考えていただきたいのは、今、わずか3,000万円ぐらいのこのエレベーターのクルミをもらったからということで喜んでもらっては困るんですよ。本当は稲枝の方には、もっと重要な事業がたくさんあるわけでして、それを大久保市長が今までしっかりやってきたかどうか。むしろ遅れているのではないかということに思いを致していただきたいと思うのでございます。  さて、それでは、具体的に幾つか反対理由を申し上げたいと思いますが、このたび債務負担行為で、とうとうひこね燦ぱれすの解体費用が上げられてまいりました。皆さんもご承知かと思いますが、この2月11日のちょうど30年前に、ひこね燦ぱれすが出来上がったわけなんですね。まさに30歳の誕生日なんです。ところが、この30歳の誕生日に大久保市長は、あと1年後には解体しますよということを宣言したわけです。皆さんもこれを人間に例えていただいたら、性別は申し上げませんよ、それぞれに思っていただきたいんですが、30歳で、簡単に言ったら、首を切ってしまわれるのかと。何と残酷な話ではありませんか。  しかも、大久保市長は一方では、例えば公有財産の管理の計画では、通常の建物は60年たったら建て直しましょうとか、あるいは鉄筋コンクリートは100年もつみたいなこともおっしゃっているわけですよ。一体どういうお考えなんでしょうね。そんなことを言いながら、一方では30年で解体してしまうというわけなんですよね。どうか皆さんもお考えいただきたいんですが、何も解体しなくても、その建物をこれから30年使えるわけですよ。いろいろな、やっぱり公共のためでも、民間のためでも使えるし、民間に払い下げしても使えるしと。それをわざわざ1億5,000万円もの解体費用をかけて砕いてしまうと、そして平地にして駐車場にしてしまうと、こんな考えを持っているわけですよ。皆さんもおかしいと思ってほしいんですよね。私は最初からおかしいと思っていたんですけれどもね。  市民の皆さんは、これをお聞きになったら、当然とんでもないことだとお考えになるのではないでしょうか。ぜひともよくお考えいただきたいと思います。これは枠配分とか、そんな問題ではないんですよ。まさに今よく言われているSDGs、持続可能な開発目標、もったいないという気持ちがない限り、こんな枠配分がどうのこうのというような問題ではないと私は思います。  さて、もう一つは金亀公園、これは県側と彦根市側との両方を金亀公園と今、県は言っているんですよ。これは国スポ・障スポのための関係なんですけれども、それはそれとして、ここに連絡橋をつける。こんなもの、三の丸橋で十分なのに、こんなところに立派な連絡橋を造ろうとしている。これは私は既に反対しておりますが、今度はわざわざそこにエレベーターをつけるというんですよ。県側からこの道路へ下りるためには、2階の方からそのまま来てエレベーターで下りられるようにすると、それはよろしいんですよ。なぜ彦根市側までエレベーターが要るのかということなんです。これに対して、エレベーターだけで1億1,000万円かかるということです。  皆さん、お考えください。先ほど稲枝のエレベーターの例を挙げましたけど、大体3,000万円ぐらいという予算になっているんですよ。それならば、少なくとも3基か4基、エレベーターを造れるわけですよ。皆さんもご承知のとおり、公民館で今、2階に上がるのに、お年寄りや身体障害者の方々がみんな苦労しておられるわけですよ。それならば3基か4基分をあっさりと公民館の方に回せば一遍にエレベーターがつくわけなんですよ。だから、わずか2週間の国スポ・障スポのために、何と無駄なお金を使うんだろうと私は思います。まさに市民に寄り添っていないという現在の政治が、この予算案に明確に表れていると思います。  それから、もう一つ申し上げておきたいのは、今コロナ禍の中で彦根市民は非常に苦しんでおります。感染対策が非常に重要だと。既におっしゃいましたように、感染対策も、特に経済関係については住宅リフォームぐらいしかないわけでして、彦根市としては非常に遅れていると思いますが、それと同時に、これから非常に重要なのはワクチン接種です。もしこの接種率が80%になれば、大体9万人の市民についてワクチン接種をしなければならないわけなんですよ。ですから、それに対しては万全の体制をつくらなければいけないわけなんですね。  ところが、皆さんも本会議でご覧になりましたように、我々8人の議員がこのワクチン接種について一生懸命質問したわけですが、後の方でしぶしぶなんですが、普通は市長、副市長がまず立って、「我が彦根市のワクチン接種の方針はこうです」と言わなければいけないのに、福祉保健部長さんばっかりが矢面に立って答弁しておられたわけなんですよ。何という情けないことかと私は思いました。  しかも、どうもいろいろお聞きしていると、単純に言えば、医師会長さんだけには挨拶に行ったみたいなお話だったんですよ。何かいろいろ反論があるようなんですけど、それはそれとして。市立病院の事業管理者とも十分に打合せしておられない。当然のことながら、くすのきセンターには歯科医師会もあるし、薬剤師会もあるし、それから看護協会もある。それから介護事業者の協会もある。そこへでもちゃんと市長が挨拶に行って、皆さん、よろしくお願いしますと言えばいいのに、何だか変な理屈で、ちゃんと行っておられないんですよね。  私は、そういう関係から、今回の予算、よくいろいろと調べさせていただいたんですが、どうもこのワクチン接種に関する予算が極めて乏しい。特に彦根市と同時に市立病院もそうなんですよね。私は事業管理者にもお尋ねしましたけれども、どうもきっちりとした協議がなされていないようでございます。  そういう観点から、私は今回のこの予算、「ない」という意味で反対せざるを得ないんですよ。ほかの市を皆さんもご存じだと思いますけれどもね。例えば大津市長さんなんかは、はっきりと、非常にこのワクチンの配布が少ないので、まず85歳以上からやるといって明確に方針を出しておられるんですよね。これは新聞にも書いてあるんですけれども、彦根市については、65歳以上の対象者は2万8,582名いるけれども、それに対して配分は675と書いてあるんですよ。これをどういうふうに接種する人を決めていくかというのは非常に重大なことで、どこの市町村でも悩みに悩んでいるんですよ。  彦根市だって、こういうことは、いいかげんにきっちり決めておかないといけないのに、質問しても全く要領を得ない。こんなことで私は予算の問題として反対しているわけですけれども、こんな状態で予算もあまりちゃんとついていないということでは、本当にこれから彦根市が混乱に陥るのではないかと非常に心配しております。  さて、次に、これは既に角井議員がおっしゃったことなんですけれども、議案第23号の補正予算について反対したいと思います。  これは単純に言えば、荒神山にトンネルを掘るというような話なんですよ。皆さんは何だか切り通しだとか、いろいろなことをおっしゃっているし、予算案では、これから調査して決めるとかおっしゃっていますけど、環境破壊という問題からいうと、どうしてもトンネル案にならざるを得ない。  荒神山トンネルについて38億円という金額が既に出てきているわけですけれども、なぜそんなところに環境破壊までしてトンネルを掘らなければいけないのか。先ほど中期財政計画でも申し上げましたように、これから彦根市はどんどんどんどん事業を縮小していかねばならないという中期財政計画を掲げながら、そんなことをおっしゃるということ自体が、私にとっては信じられないことでございます。  どうか皆さんも、これ、一歩踏み出すと、最初で賛成したからしようがない、次の例えば事業化されたときも賛成しようかというような、これはどこの市議会でも言えることですが、市議会全般的にそういう傾向があるんですよね。思い切って、「いや、これは待てよ」と、「あのとき賛成したけれども、やっぱりここでは反対しなければいけない」というような、そういうしっかりした気力のある議員がどんどん出てきてもらいたいと私は思っているんですよ。  そういう意味で、やっぱり踏み出しが大切なので、そういう観点から、私は、今回は補正ということで、これはやめるとか、これは延ばすとか、そんな話ばっかりだと思っていたら、ここにとんでもない話がぼんと入っていたわけなのでね。どうか皆さんも、これにはっきりと気づいていただいて、本当にこれに踏み出すべきかどうかということを、もっとど真剣に時間をかけて、やっぱり協議していただきたいと思うんですよ。  そういう観点から、この議案第23号については明確に反対しておきたいし、皆さんのご賛同をいただきたいと思っております。  時間がもうあと2分しかございません。私も諸般の事情で恐らくこの市議会で発言するのは最後になるのではないかなと思っております。そういう意味で一つ、市議会の皆さんにもお願いしたいんですが、ちょっと私は理屈が勝っておりまして、理屈が通れば、みんなも賛同してくれるだろうというような浅はかな考えの下に今まで市議会に対応してまいりました。残念ながら、やっぱり人間の社会というのはそんな簡単なものではないなということをつくづく今、認識を新たにしているわけでございます。どうか議員の皆さんにつきましても、私、これまでのご厚誼に感謝すべきかもしれませんが、どうか市民に本当に目を向けて、そして理屈の通った科学的な、そういうことでしっかりと市民の目線というものを大切にしていただきたいと。  私は、そういう意味では、失礼ながら市議会については、多くの賛成多数をいただきましたけれども、もうちょっとしっかりしてほしいなというような気持ちを持っておりますので、お別れの言葉としては申し訳ございませんけれども、こういうことを申し上げて、私の反対討論の締めくくり、総締めくくりといたします。どうもありがとうございました。 21 ◯議長(安澤 勝君) 18番赤井康彦君。赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 22 ◯18番(赤井康彦君) 獅山議員、お疲れさまでした。  私は、請願第2号「彦根市茶の湯条例」の制定を求める請願に賛成の討論をさせていただきたいと思います。  私なりに、この請願のポイントは2点あろうかと思っております。  1点は直弼公の功績を世に知っていただくということでございます。この直弼公、安政の大獄や桜田門外の変で大変暗いイメージがまだまだ払拭し切れていない状況であろうかと思っております。先人たちのご努力によって、政治家としての直弼公は一定の評価をされつつありますが、直弼公は政治家だけではなく、文化人としても尊敬されるべき存在であろうかと思っております。  とりわけ、文化の中でも茶の湯、茶道において、今でも全国の茶人から評価をされる存在でございます。「一期一会」という言葉は直弼公がつくったとされております。豊臣秀吉の時代に千利休や弟子の山上宗二が「一期に一度」という言葉を使い、その250年以上後に直弼公が「一度」のところを「一会」にし、「一期一会」という言葉を使ったとされています。それが今、日本人に大切な言葉として受け継がれているというところでもございます。  また、直弼公は、江戸末期には大変珍しい茶の湯の参考書とも言うべき「茶湯一会集」というものを執筆されています。こうしたことにおいても、茶人の中では大変評価される存在でありますが、全国的には、大茶人の直弼公を知る人はあまりいません。おろか、彦根の市民も知らないばかりであります。ぜひともこの直弼公の功績を世に知っていただきたいというのが1点目であります。  2点目は、今、世界は和食が大ブームであります。それに次いで抹茶、茶道、茶の湯というものも評価されつつあるところであります。くしくも彦根市は彦根城の世界遺産登録を今推進しているところであります。何も世界に訴えるのが彦根城だけではなく、それにプラスアルファで茶の湯、茶道があってもいいのではないか。観光のまち彦根にとって新しいまちづくりの一助になるのではないかという点がもう1点目です。  以上の2点において、私は賛成をしていきたいと思っております。  最後になりますが、私自身、議員として15年以上させていただいておりまして、いろんな請願に出会ってまいりました。そんな中で、この請願は未来志向であり、わくわくする新しいまちの形をつくる、そんな請願であろうかと思っておりますので、皆様方のご賛同をお願い申し上げまして、私の賛成討論とさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 23 ◯議長(安澤 勝君) 5番堀口達也君。堀口君。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 24 ◯5番(堀口達也君) 議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算について、反対の立場から討論をいたします。  過去2番目の規模である約461億円の新年度当初予算に対して、反対の理由を大きく3点申し上げます。  最初に、中期財政計画が当初予算とかみ合っていない点についてです。本来、中期財政計画は予算編成の指針となるため、予算編成よりも先につくる必要があるはずです。しかし、予算案と同時に発表された点が不可解であることをまず指摘させていただきます。  続きまして、中期財政計画の中身ですが、財政不足への対応を実施しなかった場合の収支見通しは、令和3年度で財政調整基金が枯渇し、令和4年度から歳入歳出の差引額で年間約20億円から30億円足りなくなり、累計すると令和7年度の総額は約113億円に上るため、健全な財政運営がなされているとは到底言えない状況です。  また、財源不足への対応を行った場合について、歳入の確保はネーミングライツなどの広告費で1,000万円、ふるさと納税で5,000万円、彦根城や博物館の業務委託による観覧料収入の増加で5,000万円となっておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大など、今の社会状況を鑑みると現実的ではないことが分かります。  歳出については、事業見直しにより各年度で毎年25億円から29億円の削減を行うとあり、多くの市民サービスを毎年削る必要が出てきます。  このように、中期財政計画では、財政調整基金が枯渇する可能性があるが歳入の確保策が現実的ではないこと、また、歳出では毎年多くの事業を見直す必要があると示されているにもかかわらず、新年度予算は過去2番目の規模である約461億円となっている点も全くかみ合っておりません。  次に、彦根市スポーツ・文化交流センターの工事費の増大についてです。  こちらは令和会の方でも今まで反対していましたが、まず、そのライフサイクルコスト、建物がその役割を終えるまでのトータルコストなんですけれども、過去の答弁によると454億円以上になります。つまり、建設したら終わりなのではなく、その建物を維持し続けるために膨大な費用が必要となってきます。  また、地方債残高、市の借金の総額も令和3年度には約1,017億円となる見込みです。そのため総事業費約87.6億円もの費用を使うことは未来の子どもたちに長年にわたって大きなツケを残すことになります。  さらに、今後解体される予定のひこね燦ぱれすは、まだ30年以上使用できることや、コロナ禍の影響により市内企業も大変苦しい状況にあるため、ネーミングライツなどの寄附も現状ほとんど集まっていない状況です。  以上のことにより、身の丈以上の彦根市スポーツ・文化交流センターの建設については、これまでと同様に反対といたします。  最後に、新型コロナウイルス感染症に対する経済対策が少ないという点です。  本市では、長引く新型コロナウイルスの影響を受け、飲食店やホテル等の宿泊業や観光業、そして地元企業などによる地場産業など、様々な業種への甚大な影響が出ており、大幅な収入減による廃業の危機、あるいは従業員の解雇をせざるを得ない事業者も出てきています。  しかしながら、本市では、地域経済対策リフォーム事業として約5,029万円、宿泊促進キャンペーンとして約2,597万円のみと主だった経済対策が見られません。また、長浜市が行っているPayPayなどによるキャッシュレス化の促進等、地域経済の回復の観点からも大変すばらしい取組であり、提案もさせていただきましたが採用には至っていないことなど、滋賀県内の他市町に比べても十分な経済対策となっていない状況です。新型コロナウイルスの影響で困っておられる地元企業や市民のためにも、しっかりとした経済対策を盛り込んだ市民目線に立った予算編成にすべきかと思います。  以上、大きく3点の理由から、議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算について議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げ、反対の討論といたします。 25 ◯議長(安澤 勝君) 15番森田充君。森田君。   〔15番(森田 充君)登壇〕 26 ◯15番(森田 充君) それでは、議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算に対して、夢みらいを代表して賛成の立場で討論させていただきます。  一般会計当初予算は461億3,400万円、対前年比4.6%減となりました。  2010年頃から今後、世の中はVUCAの時代に突入すると提言されてきました。一言でいうと、先行きが不透明で将来の予測が困難な状態を意味します。新型コロナウイルス感染症禍が、さらにこのVUCAの時代を増長させたのではないでしょうか。  この状態を打破するためには、変わり続ける力が重要な方策の一つです。この変わり続ける力を最大限に発揮するためには、物事を俯瞰し、新たな道がないかを模索することが大変重要になっております。当初予算の立案の際には、新たな日常を模索し、高度多様化する行政需要に対応するため、多くの検討を行った上で年間予算を編成いただいたと認識しております。  まず、市民の安全第一の観点から、新型コロナウイルス感染症対策経費として8億5,643万円計上されております。その中でも、経済対策費としては、観光業、飲食業、宿泊業の方々を支援する宿泊促進キャンペーンや商店街支援として商店街継続活動支援金などの予算計上は評価に値すると考えております。  加えて、夢みらいが要望してきた地域経済対策リフォーム事業は、市民にとって使い勝手のよい形で復活していただき、多くの市民が利用していただけることを期待しております。  しかしながら、地域経済対策として全体で約1億円規模と少なく、国および県の施策を注視しながら地域経済を動かす効果的な施策をタイミングよく実施することを強く求めておきます。  次に、彦根市スポーツ・文化交流センター整備事業に関わる予算計上ですが、令和4年6月完成に向けて、市民が待ち望んでいるスポーツ施設であり、交流施設である建設を遅滞なく執行していただくことを望みます。
     次に、市民サービス日本一を目指し、新庁舎完成を機に総合窓口関連事業の予算を計上され、新しい生活を構築していく観点からも評価に値すると考えます。  また、外国人住民には、総合情報配信システムにおいて5か国語にて防災メールが配信されることとなり、また、外国人相談窓口設置事業においては、生活に関わる大切な情報や相談場所に関わる情報提供および相談を多言語で行うワンストップ型の相談窓口を2か所設置することとなり、さらなる利便性が図られるところです。  また、高齢者SOS安心ネットワーク事業では、新規にQRコードの導入が図られ、徘徊者の早期発見に役立つと期待されています。このような様々な観点から予算配分をしていただいております。  しかし、依然、彦根市の財政状況が厳しいということは忘れてはなりません。中期財政計画によると実質公債費比率は令和7年度に13.9%まで上昇し、財政調整基金は令和7年度には枯渇すると想定されています。大規模事業の執行による投資的経費の増加は一定の理解はするが、今後の市政運営において、次期市長の手腕が問われることとなります。特に自主財源確保においては、ネーミングライツ、ふるさと納税、企業版ふるさと納税などを挙げておられましたが、市長自らがトップセールスをしていただくことを切に期待しております。  二元代表制の市長と議会は対等の立場であり、困難を極める市政運営において、これまで以上に危機感の共有が必要と考えます。議員の皆様、是々非々の立場を取ることは当然ではございますが、この難局を乗り切っていきましょう。  このような観点から、議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算の賛成討論といたします。ありがとうございました。 27 ◯議長(安澤 勝君) 22番馬場和子さん。馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 28 ◯22番(馬場和子さん) それでは、私の方からは、請願第2号「彦根市茶の湯条例」の制定を求める請願に対する賛成討論を公政会を代表して申し上げたいと存じます。  平成20年、井伊直弼と開国150年祭を機に、直弼公の生きざまやその活躍を紹介する内容の直弼かるたが彦根城博物館の編集で作成されました。その中に「一期一会 今日の出会いを 大切に」、「埋もれ木の こころで学ぶ 文武の道」、「彦根城 藩主の重み かみしめる」と詠まれたものがあります。直弼公の人となりをしのぶよすがとなるものばかりでございます。  幕末の激動の時代に日本の進むべき道へと大きくかじを切った直弼公の英断は、政治をつかさどる者として、いかなる反対があっても、なされるべきだったと後世になって評価されております。  政の主軸であった一方、「ちゃかぽん」とやゆされるほどに茶の湯、和歌、能などの文化芸術にも造詣の深い文化人であったことが、茶の湯の心得として残された「茶湯一会集」からもうかがい知ることができます。茶人井伊直弼公、無根水は、その中で茶会に臨む心得として、「一生に一度、再びこの茶会に出会うことはない、真摯な姿勢で着席せよ、参席せよ」という「一期一会」はあまりにも有名な言葉です。  また、茶会が終わった後も、「帰途に就く茶人を思い、一人茶を立て、おのれとの対話を一服の茶に求めよ」という独座観念を茶の湯の極意とも位置づけました。  本請願の思いは、直弼公の茶の湯への思いを継承する彦根一会流の単なる一流派の顕彰にとどまらず、市内全ての茶道流派を含めた、直弼公が極められた茶の湯精神による幸せが満ちた世の実現を目指された人づくり、まちづくりの顕彰にあります。  彦根市民憲章にうたわれている「文化の香り高いまち彦根」を体現されている状況で、今回の請願にも市内の流派の皆さんが名前を連ねておられます。  文化的な側面だけでなく、歴史に裏打ちされた伝統を「茶の湯のまち彦根」として発信し、「ほんまもんに触れられるまち」を発信、体現者の増加への期待も込められており、茶の湯条例が直弼公の教育的顕彰だけでなく、茶の湯が持つおもてなしの側面である焼き物などのお道具、お花、書、点心などの食材、お菓子、置物、数寄屋などの建築物、庭園など、産業、商工、観光、建設といった全ての部門を対象とすることから、彦根商工会議所や彦根観光協会、彦根商店街連盟の代表も請願者として連名され、条例の制定を強く望んでおられます。  茶の湯にゆかりの深いまちとして、茶の湯や茶の湯文化を広め、彦根の教育、文化、観光、産業等を活性化させるためにも、世界に誇る茶の湯の精神を世界に発信する一歩として、「彦根市茶の湯条例」の制定に向け一致団結して踏み出すことが必要です。請願の趣旨をご理解いただき、条例制定に向けたご賛同を賜りますよう心からお願い申し上げまして、請願第2号に対する賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。 29 ◯議長(安澤 勝君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 30 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  ただいま議題となっております各議案のうち、まず、議案第1号専決処分につき承認を求めることについて(令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第12号))を採決いたします。  本案に対する委員長報告は承認であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり承認することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 31 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。  次に、議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 32 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号令和3年度(2021年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 33 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号令和3年度(2021年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 34 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号令和3年度(2021年度)彦根市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 35 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号令和3年度(2021年度)彦根市介護保険事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 36 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号令和3年度(2021年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号令和3年度(2021年度)彦根市病院事業会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 38 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号令和3年度(2021年度)彦根市水道事業会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 39 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号令和3年度(2021年度)彦根市下水道事業会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 40 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号彦根市読書通帳で紡ぐ子どもの学ぶ力向上事業基金の設置、管理および処分に関する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 41 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号彦根市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 42 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     次に、議案第13号彦根市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 43 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号彦根市第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当および費用弁償に関する条例および彦根市第2号会計年度任用職員の給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 44 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号彦根市建築確認等に関する手数料条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 45 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号彦根市介護保険条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 46 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号彦根市環境基本条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 47 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号彦根市火入れに関する条例等の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 48 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号市道路線の廃止および認定につき議決を求めることについてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 49 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第13号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 50 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号令和2年度(2020年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第6号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 51 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号令和2年度(2020年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 52 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号令和2年度(2020年度)彦根市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 53 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号令和2年度(2020年度)彦根市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 54 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号令和2年度(2020年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 55 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計補正予算(第7号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 56 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号令和2年度(2020年度)彦根市水道事業会計補正予算(第5号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 57 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号令和2年度(2020年度)彦根市下水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 58 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     次に、請願第1号フリースクールへの公的支援に関する請願書を採決いたします。  本請願に対する委員長報告は採択であります。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 59 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、本請願は採択と決しました。  次に、請願第2号「彦根市茶の湯条例」の制定を求める請願書を採決いたします。  本請願に対する委員長報告は採択であります。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 60 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、本請願は採択と決しました。  次に、請願第3号彦根市内の各小学校に安定ヨウ素剤の備蓄を求める請願を採決いたします。  本請願に対する委員長報告は採択であります。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 61 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、本請願は採択と決しました。 ────────────────── 日程第4 議案第32号から議案第34号ま で上程(市長提案説明・質疑・委員会付 託) 62 ◯議長(安澤 勝君) 日程第4、議案第32号から議案第34号までの各議案を一括議題といたします。  職員にこれを朗読させます。   〔北坂議会事務局次長朗読〕 63 ◯議長(安澤 勝君) 提出者の説明を求めます。  市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 64 ◯市長(大久保 貴君) 本日提出いたしました議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。  議案第32号から議案第34号までにつきましては、いずれも諸般の事情により予算の補正が必要となったものでございまして、まず、議案第32号は、一般会計について、申出のありました職員5名の退職に伴う職員手当等の増額補正を行うほか、下水道事業会計において、職員1名の退職手当の支給が必要となったことから、当該職員の一般会計在任期間分につきまして負担金の増額補正を行うものでございます。  この一般会計の補正予算額は2,031万2,000円の増額補正でございまして、財政調整基金の繰入金、水道事業会計からの繰入金で賄うものでございます。  また、繰越明許費につきましては、諸般の事情により年度内に執行できない事業につきまして次年度へ予算を繰り越すため、既に設定いたしました新型コロナウイルスワクチン接種事業について、国の新型コロナウイルスワクチン配給予定に合わせまして集団接種の実施等に遅れが生じますことから、繰越費用の変更を行うものでございます。  次に、議案第33号から議案第34号までは企業会計の補正予算でございまして、まず、議案第33号は水道事業会計の補正予算で、一般会計および下水道事業会計において、退職する職員の水道事業会計在任期間分につきまして退職手当の負担が必要となりましたことから、退職給付引当金繰入額の再算定による増額補正を行うものでございます。  議案第34号は下水道事業会計の補正予算でございまして、これも職員1人の退職手当支給が必要となりましたことから、退職手当引当金から支出することにつきまして、一般会計および水道事業会計在職期間中における退職金の負担金分を取り込みまして財源更正を行うものでございます。  以上が本日提出いたしました議案の大要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 65 ◯議長(安澤 勝君) これより質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 66 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第32号から議案第34号までについては、会議規則第37条第1項の規定に基づき、配付しております議案付託表のとおり、予算常任委員会に付託の上、審査することにしたいと思います。  休憩中に予算常任委員会を開き、付託議案を審査願い、再開後は、予算常任委員長に委員会審査の結果報告を求めます。  暫時休憩いたします。            午前11時33分休憩            午後1時03分再開 67 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  ただいま予算常任委員長から委員会報告書が提出されましたので、この際、議案第32号から議案第34号までを日程に追加し、議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 68 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、議案第32号から議案第34号までを日程に追加し、議題とすることに決しました。 ────────────────── 追加日程 議案第32号から議案第34号ま で(委員長報告・質疑・討論・採決) 69 ◯議長(安澤 勝君) 議案第32号から議案第34号までを一括議題とし、予算常任委員長の報告を求めます。  予算常任委員長、馬場和子さん。馬場さん。 〔予算常任委員長(馬場和子さん)登壇〕 70 ◯予算常任委員長(馬場和子さん) 予算常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会におきまして本委員会に付託されました議案審査のため、本日、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第32号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第14号)、議案第33号令和2年度(2020年度)彦根市水道事業会計補正予算(第6号)、議案第34号令和2年度(2020年度)彦根市下水道事業会計補正予算(第4号)の3件でありましたが、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、予算常任委員会委員長報告を終わります。 71 ◯議長(安澤 勝君) 以上で予算常任委員長の報告は終わりました。  暫時休憩いたします。            午後1時05分休憩            午後1時05分再開 72 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、予算常任委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告はございません。  討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 74 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第32号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第14号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 75 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第33号令和2年度(2020年度)彦根市水道事業会計補正予算(第6号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 76 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第34号令和2年度(2020年度)彦根市下水道事業会計補正予算(第4号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────
    日程第5 委員会議案第1号から委員会 議案第3号まで上程(提案説明・質疑・ 討論・採決) 78 ◯議長(安澤 勝君) 日程第5、委員会議案第1号から委員会議案第3号までの各議案を一括議題としたいと思います。  職員にこれを朗読させます。   〔北坂議会事務局次長朗読〕 79 ◯議長(安澤 勝君) 提出者の説明を求めます。  議会運営委員長、長崎任男君。長崎君。 〔議会運営委員長(長崎任男君)登壇〕 80 ◯議会運営委員長(長崎任男君) 本日提出いたしました委員会議案第1号彦根市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例案、委員会議案第2号彦根市議会委員会条例の一部を改正する条例案、委員会議案第3号彦根市議会会議規則の一部を改正する規則案について、提案説明させていただきます。  まず、委員会議案第1号彦根市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例案につきましては、議会運営に関する手続の円滑化、効率化を図るため、審査請求する際の署名を他の手段でも代替することができるように改めるものであります。  次に、委員会議案第2号彦根市議会委員会条例の一部を改正する条例案につきましては、現在のスポーツ部が文化スポーツ部に改組されることに伴い、企画総務消防常任委員会の所管であるスポーツ部を文化スポーツ部に改めるほか、委員会の会議録に係る委員長の署名、押印の取扱いについて、現状に合わせて所要の改正を行うものであります。  次に、委員会議案第3号彦根市議会会議規則の一部を改正する規則案につきましては、議会運営に関する手続の円滑化、効率化を図るため、請願書の押印や議案の提出時等の署名を他の手段でも代替することができるよう改めるほか、各種手続について現状の議会運営に合わせて所要の改正を行うものであります。  以上が委員会議案第1号、委員会議案第2号および委員会議案第3号の提案理由であります。何とぞ議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 81 ◯議長(安澤 勝君) これより質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 82 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております委員会議案第1号から委員会議案第3号までについては、会議規則第37条第2項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 83 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、委員会議案第1号から委員会議案第3号までについては、委員会付託を省略することに決しました。  暫時休憩いたします。            午後1時11分休憩            午後1時12分再開 84 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告はございません。  討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 85 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、委員会議案第1号彦根市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 86 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、委員会議案第1号は原案のとおり可決されました。  次に、委員会議案第2号彦根市議会委員会条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 87 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、委員会議案第2号は原案のとおり可決されました。  最後に、委員会議案第3号彦根市議会会議規則の一部を改正する規則案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 88 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、委員会議案第3号は原案のとおり可決されました。 ────────────────── 日程第6 意見書案第1号上程(提案説 明・質疑・討論・採決) 89 ◯議長(安澤 勝君) 日程第6、意見書案第1号新型コロナウイルスワクチンに関する意見書案を議題といたします。 ────────────────── 90 ◯議長(安澤 勝君) 提出者の説明を求めます。  5番堀口達也君。堀口君。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 91 ◯5番(堀口達也君) 意見書案第1号新型コロナウイルスワクチンに関する意見書案について提案説明させていただきたいと思います。  まず、大前提といたしまして、新型コロナウイルスワクチン接種に対して賛成・反対するための意見書ではありません。彦根市議会として、国に対しても正しい情報をしっかり提示していただくための意見書案です。  提案説明させていただきます。  2019年に発生した新型コロナウイルス感染症は世界中で猛威を振るい、急ピッチでワクチンの開発が進められてきました。予防接種を行う体制の構築も厚生労働省が主導し進められており、日本中の人々が新型コロナウイルス感染症の終息を願う中、ワクチンに大きな期待が寄せられています。  しかし、ワクチン接種後に副反応が生じることもあり、その多くは比較的軽度な副反応であるが、まれに重篤な副反応を生じることもあります。新型コロナウイルス感染症は、年齢や医学的な背景によって重症化リスクが大きく異なることから、国民一人ひとりが接種によるメリットとデメリットを比較、勘案し、一人ひとりが判断を取らなければいけません。  また、厚生労働省の資料では、新型コロナウイルスワクチンの接種により、発症予防や重症化予防の効果が期待される一方、感染予防効果の実証はほぼ不可能とされており、接種すれば感染しないとの認識は誤りであります。こういったことを正しく理解した上で、必要とする人が予防接種を不安なく受けられるように全ての国民に正確な情報を届ける必要があります。  今回の新型コロナ禍では、感染者やマスクの非着用者、あるいは県外ナンバーの車の所有者が差別を受けるといったことも社会問題化しています。予防接種を受けない人が社会的不利益を被ることのないような対策が必要です。また、医療従事者や従業員など、雇用主から接種を強要されることのないような対策も必要であります。  よって、国におかれましては、感染症対策の強化に適切な措置を講ずるため、以下の事項に取り組まれるよう強く要望いたします。  一つ目、予防接種を受ける人にワクチンの有効性や安全性、持続期間、副反応などワクチン接種をすることによるメリット、デメリットの正確な情報を提供すること。  二つ目、年齢などの条件によってメリット、デメリットが異なる場合、該当する条件に対する詳細な説明を行うこと。  三つ目、ワクチン接種は強制ではなく本人の選択制である旨の周知を図ること。  四つ目です。ワクチン接種による感染予防効果は実証が難しいことや、集団免疫効果は実証されていないことの周知を図ること。  五つ目です。ワクチン接種の有無による社会的差別を受けることのないよう対策を講ずること。  六つ目、ワクチン接種による副反応の実例が生じた場合、速やかに情報を共有すること。  このような意見書なんですけれども、他市議会や他県などでも数多くこういった意見書も提出されておりまして、石川県議会や佐賀県議会、そして仙台市議会などでも同様の意見書が提出される予定となっております。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出させていただきます。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたしまして、提案説明とさせていただきます。 92 ◯議長(安澤 勝君) 以上で提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 94 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第1号については、委員会付託を省略することに決しました。  暫時休憩いたします。            午後1時20分休憩            午後1時39分再開 95 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論の通告書が2名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、10番谷口典隆君、2番中川睦子さんの順とし、順次ご登壇願います。  10番谷口典隆君。谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 96 ◯10番(谷口典隆君) 私は、意見書案第1号新型コロナウイルスワクチンに関する意見書案に反対の立場から、公政会を代表して討論させていただきたいと存じます。  公政会では、新型コロナウイルスワクチン接種に関する正確な情報を速やかに市民に周知することを求める立場であることを冒頭に申し上げたいと思います。  同意見書におきましては、国に対して正確な情報を速やかに周知すべきだという趣旨につきましては、私どもも全く異論のないところでございます。しかしながら、ここに記載をしておられます正確な情報を提供することや条件に対する詳細な説明を行うこと、また、選択制である旨の周知を図ることなどに加え、集団接種効果は実証されていない旨の周知やワクチン接種の有無によって社会的差別を受けることのないように努める対策を講ずる等々は、本来は、これは地方自治体が、つまりは彦根市が率先して取り組むべき課題であると考えておりますし、他市におきましては、こうしたお取組をされていることが明らかになっております。  先ほど提出者の堀口議員よりご紹介のございました仙台市のホームページを拝見させていただきました。仙台市議会でも同趣旨の意見書案が可決をされたということでございますけれども、少なくとも仙台市のホームページにおきましては、この接種の回数等に併せまして、「接種は強制ではありません」という項目もございます。  しかしながら、翻って、私ども彦根市のホームページ、ご覧をいただきますと、全くこうした情報が記載をされておりません。これは確かに時間的に、また人的な制限もある中で、担当課としては一生懸命このワクチン接種に向けてご尽力、ご努力をいただいていることは我々も承知をしております。しかしながら、あまた聞こえてきます他市のこのワクチン接種に係る取組と比べますと、あまりにも差があり過ぎると、このように感じるのは私だけではないはずでございます。
     守山市におかれましては、新型コロナウイルスワクチンの接種訓練を2月に済まされました。本市においても、どうも聞くところによりますと、来週にも接種訓練を予定されているようでございますけれども、市民には、もちろん我々議員にも、そうした詳細な情報は公表されておりません。私は、いたずらに公表を急げと言っているのではなく、こうした情報を速やかに的確に市民にお伝えすることで市民の皆さんは安心してこの接種を待たれると考えております。そうした意味からも、早急な取組が市として必要であると考えているわけでございます。  また、集団接種の会場につきましても、他市では早々に、こうした集団接種の会場について発表がされております。私ども公政会の会長であられます馬場議員の、この今期定例会での質問の中で接種方法をお尋ねの質問に対して、市からは「開業医等の医療機関での個別接種とくすのきセンター等での集団接種が予定されている」と答弁されるだけでございました。しかしながら、これも伝え聞くところによりますと、彦根医師会との間で、既にほかの集団接種会場も協議がなされているとも聞き及んでおります。  こうした情報を、私どもは速やかに的確に正確な情報を市民にこそ周知する必要があると考え、この意見書案に書かれているようなこの趣旨に関しましても、全てこの彦根市が率先して、大久保市長がリーダーシップを発揮していただけたならば、これまでに既に、こうした取組は済んでいると、このように考えるところでございます。  現に、滋賀県内の他市の取組を見ましても、近江八幡市におかれましては、今月初めに既に「このワクチン接種においては強制ではありませんよ」というようなご案内がホームページにも掲載をしておられますし、また、接種会場におきましても、市内3か所の集団接種の接種会場をホームページでお示しになられております。しかしながら、彦根市では「まだ予定が決まっていない」、「未定である」、こうした文言がつらつらと並べられるだけのホームページしかないのが現状でございます。  こうした観点から、この意見書案をたとえ可決したとしても、国が情報を提供してくれたとしましても、本市としては、現場サイドでまだまだ処理できない、消化し切れていない上に、さらに負担が増すだけであり、本来であるならば、担当課である、また、市長がリーダーシップを執っていただきながら、本市の現在までの、現状での取組をつぶさに、つまびらかに市民に情報提供することが先決されるべきもの、急がれるものであると私どもは考えるわけでございます。  私は、この市議会が市に対して、私が今申し上げているようなこの討論の中を、討論の言質をしっかりと整理していただきまして、速やかに市民に、こうした情報、これらの情報を、決定次第、決まり次第、情報提供されることが求められることであり、そう願うことが、この意見書案を提出された議員、また賛成された議員の本来の趣旨、本来の意を酌むことになるのではないかと考えるわけでございます。  このような観点から、意見書の提出者、また賛成者のお考え、趣旨につきましては一定の理解を示すものの、国ではなく、まず彦根市が率先して取り組むべき課題ばかりであり、まずは彦根市が市民の皆さんに速やかに正確な情報を開示した上で、それでも足りないということであれば、彦根市議会として全会一致で国に対して、また関係機関に対して、我々はしっかりとそうした要望を伝えていく必要があると考えておりますし、我々公政会といたしましても、そのような考えでいることはこの場で述べさせていただきます。  こうした観点から、国よりも先に彦根市がやるべきことがあるでしょう、このような思いで、まずは市が取り組むべきという意味で、この意見書案には反対をさせていただきます。しかしながら、趣旨は十分に理解をさせていただいているところでございますので、どうか意をお酌み取りいただきまして、そして次こそ議会全体として、市に対して、もっと速やかな取組を求めていこうではありませんか。  以上で、公政会を代表しての意見書案第1号に対する反対討論とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 97 ◯議長(安澤 勝君) 2番中川睦子さん。中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 98 ◯2番(中川睦子さん) 日本共産党の中川です。意見書案第1号新型コロナウイルスワクチンに関する意見書案に賛成する立場で討論いたします。  多くの国民の皆さんは、新型コロナの収束への有力な手段としてワクチンへの期待は大きい一方、不安の声も少なくありません。そのような中、彦根でもいよいよワクチン接種が始まります。国はワクチンの安全性、有効性、副反応などのリスクについての国内外のデータを迅速かつ徹底的に国民に明らかにしていくことが求められています。  特例承認を決めた薬事・食品衛生審議会をはじめ、ワクチン選定、承認に関わる全ての会議の議事録、資料などを速やかに公開することが国に対しての信頼につながります。ワクチン接種はあくまでも個人の自由意思で行われるべきであり、接種の有無で差別することは絶対あってはなりません。  ワクチン接種は感染症収束への有力な手段ですが、未知の問題も多く抱えています。厚生労働省も、ワクチンによる発症予防効果は臨床実験で確認されたが、感染予防効果については明らかになっていないとしています。ワクチンの効果が長期にわたって続くかどうかも分かっていません。変異株の中には抗体が効かないものもあるとの指摘もあります。ワクチン接種が始まっても、社会全体での効果が確認されるのはかなり時間がかかるというのが専門家の一致した指摘です。  特にこの間、感染症に占める高齢者の割合が高止まりし、病床の逼迫と死亡者の増加が続いていることは重大です。感染力の強い変異株の流行も重大な懸念要因でもあります。ですから、ワクチン頼みになって感染対策の基本的取組がおろそかになったら大きな失敗に陥ることになります。  4月に向けて、この状況は本当に厳しいことになっています。検査数も減少していることは大きな問題です。検査能力に少し余裕があるとき、今だからこそ検査による感染の抑え込みができるというのも事実です。  ワクチン接種の実務を担うのはもちろん自治体です。そのように国が決めています。自治体は感染対策の基本的な取組とワクチン接種という二つの大事業を担うことになります。しかし、それを支える必要な体制は、今この彦根ではどうでしょうか。先ほど谷口議員がおっしゃったように、本当に今、大変な状況の中で、医療現場も、そしてそれを担う行政側も苦労されていることは重々承知です。努力もされております。この二つの事業を担う医療体制の確保のためには、地域の医療機関全体に対する減収補てんということも、これは国に対して求めなければいけないですけれども、今回出されたワクチンがいつ、どれだけの量が届くのか、自治体が最も知りたい情報、これがなかなかこちらに届いていない。それは自治体だけの努力ではできない部分もあります。  ぜひそのことを国に対して、しっかりと伝えていくことも大切だと思います。自治体への迅速で正確な情報伝達、このことをしっかり伝えることによって、彦根市民が安心して、そして安全に受けられるワクチン接種に向けて、これからも取り組んでいかなければならないということを、この意見書に基づいて、私は賛成の立場でこれを受けたいと思っています。  以上です。 99 ◯議長(安澤 勝君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 100 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  意見書案第1号新型コロナウイルスワクチンに関する意見書案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 101 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立少数であります。よって、意見書案第1号は否決されました。  お諮りいたします。  企画総務消防常任委員長福祉病院教育常任委員長市民産業建設常任委員長および議会運営委員長ならびに議会改革特別委員長から、会議規則第103条の規定に基づき、配付しております閉会中の継続審査(調査)の件のとおり、閉会中もなお審査および調査を継続する必要がある旨の申出がありました。  各委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 102 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、企画総務消防常任委員長福祉病院教育常任委員長市民産業建設常任委員長および議会運営委員長ならびに議会改革特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することに決しました。  以上で今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  これにて令和3年2月彦根市議会定例会を閉会いたします。  お疲れさまでした。            午後1時55分閉会 会議録署名議員  議 長  安 澤   勝 君  議 員  角 井 英 明 君  議 員  獅 山 向 洋 君 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...